中国人に対するカンボジア人の考え方

カンボジア人が中国人に対してどのような感情を持っているか、聞き取りもとに書いてみます。

【歴史的背景】
前シアヌークキングは中国仲良しで、しかもボディガードは北朝鮮だった。
どこの家庭でもシアヌークキングの肖像写真を家庭内に掲示しているのだが、尊敬しているようには感じない。
現政権のフンセンはベトナムの支援を受けた人、ベトナムと中国の関係は過去からも極めて良くない。
現在のカンボジア人の深い心理の中には、中国嫌いという意識があると感じる。

【経済的背景】
 カンボジア国内には多くの中国物資が流通している、それは価格が安いから。
カンボジア人の考え方を聞くと、たとえば扇風機を買う場合、日本製が価格5とすると中国製は1の価格、とても安い。
日本製の耐久性がが5年で中国製が1年で壊れても、それは同じことなので、買い換えれば良い。
だから安い中国製で良い。これが一般的なカンボジア人の考え方。
しかし、バイクや車のようにたびたび壊れると問題がある製品については、品質にこだわるので、日本製の中古車やバイクはとても高値がついている。本物の金持ちカンボジア人は、米国車に乗っている。はっきりいって日本車より米国車のほうが丈夫で長持ち。ヨーロッパ車は日本車とかわらない。
中国車と韓国車も流通しているが品質が最悪で欲しがらない。台湾か米国からの輸入中古日本車がほとんどを占めている。
中国製のバイク・車・3輪トラックなども見受けるが極少数。50年前の日本製レベル。故障が多い、燃費が悪いなどで評判は最低。
5〜6年前に中国製の電動自転車が低価格で大普及したことがあった。新車で$200もしなかったので、子供の通学用などに多量に購入されたが、1年もしないうちにすべて廃車。

 中国=低品質・安いだけ・使い捨て・コピー偽物商品 というイメージを持っている。
不思議なことに、中国産品がこのような評価なので、中国人に対しても同じ評価がされ、
中国人=低民度・価値のない人・カンボジアに来てもすぐ帰る・言っていることは嘘ばかり
ということになってしまう。韓国人も同じ

でもね、日本製も粗悪な商品が多い、たとえば私の家で買った日立の冷蔵庫(タイ製)だけど、3年もしないうちに下部が錆びてきて、ドアの閉まりが悪くなった。日立の洗濯機、1ヶ月でタイマースイッチが故障で動作せず。しょうがないのでコンセントの入りきりで脱水していた。2年でモータのベルトが空回り。もう日立の製品は購入しない。
現在はパナソニック。洗濯機、エアコンをパナソニックに買い替え、これは調子が良い。
 日本製品も品質に注意しないと、日本人自身の評判を落とすよ。



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